この度の東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災)により、
沢山の方がお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、同時に被災された方々へお見舞い申し上げます。
あの日3月11日は、
13日からの子供服Peggyのサルエルセット第2弾の販売開始に向け、
最後のページの作りこみや、目前に迫った確定申告などなど、
いつも以上に事務所でバタバタと仕事をしていました。
丁度、作業がひと段落して、「コーヒーのむ?」などと、一服の為に
スタッフはにぃと新しいカフェオレをカップに注ぎ、
自分のデスクで一口飲んだところに
ドン!っと嫌な響きと共に、大きな地震がやってきました。
あの、今までに体験したことのない揺れと建物が出す嫌な音、
言葉では表現出来ない恐ろしさでした。
「外に出ろ!」
親方の一声で、取るものもとりあえず、すぐに全員が外へ。
そのくらい、建物の中にいることが危険な雰囲気で・・・
全員が外に出た途端、
地面を突き上げるような感じで一番大きな揺れが始まり、
とても立っていられる様な状態ではなく、
スタッフと二人、ただただ、
手を握り合って地面に座り込むことしか出来ませんでした。
地面も周りの景色もすべてが大きくゆがんでいく中、
ひたすら、塩釜市の幼稚園にいる息子の無事を祈っていました。
しばらくすると、揺れが収まったので、すぐに息子の幼稚園へと車を走らせました。
息子が通う幼稚園も、私達家族が住むところも、塩釜市と言う港町にあります。
やってくるかもしれない津波の恐怖におびえながらも、
ひたすら息子の所へ車を走らせたどり着くと、
防災頭巾をかぶった子供たちが先生方に守られながら、
敷地内の幼稚園バスの中で震えていました。
幼稚園の近くで働いている私の母が、
いち早く駆けつけてくれていたので、
息子はおばあちゃんと一緒にいましたが、
私を見つけると泣きべそをかきながら寄ってきて、
ようやく、息子を抱くことが出来ました。
子供たちを守ってくれた先生方をはじめ、
教職員の皆様には感謝の言葉もありません。
本当にありがとうございました。
その後すぐに、幼稚園近くに住む親戚を尋ねると、
通りがかった近所の人が、既に避難した事を教えてくれたので
私達も車をUターンさせて出ようとすると、
消防の方が走ってきて
「もうそこまで津波が来ているから!!!早く高いところへ逃げなさい!!!」
そのまま車を奥の路地まで走らせ、高台にあるお稲荷さんの階段を
息子を抱いて必死に走って上り、上りきったところで振り返ると
もう、すぐに見えるところまで車を押し流しながら、津波が迫ってきていました。
幸い、お稲荷さんは高台にあったので、津波の被害は免れましたが、
その晩は、ご近所の方に貸して頂いた毛布に包まり、
眠れぬ夜を過ごしました。
地震の後、すぐに店舗を出ていなければ、
息子に会う前に津波にあっていたかもしれないし、
私の母と息子、親方と逃げる時に津波にあっていたかもしれません。
幸い、実家の父や親方のお義母さんはじめ、
スタッフ、家族とも全員無事です。
あの時の事を考えると、今はもうただただ生かされた事に感謝しています。
店舗は、津波による浸水の為、現在はwebショップを含め、
すべての営業がストップしている状態です。
震災前にご注文を頂いていたお客様、
そして震災後にご注文を頂いたお客様には
誠に申し訳ございませんが、
すべてキャンセルでのご対応とさせて頂いております。
何卒、ご容赦の程、よろしくお願い申し上げます。
尚、本日より順次ご連絡をさせて頂いておりますので、
ご確認頂けます様お願い申し上げます。
そして、震災後にメールやお電話にてご連絡を頂いた皆様、
同じく、震災の被害にあったお客様からも多数ご心配を頂き、
スタッフ一同、感謝の言葉もございません。
本当にありがとうございます。この場をかりてお礼申し上げます。
まだまだ「アジア雑貨GANESA完全復活」までは
お時間を頂く形となりますが、
スタッフ一同、復旧に向けて全力で頑張りますので
今後とも、アジア雑貨GANESAをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
そして、完全復活の折には、是非またご来店を頂ければと存じます。
被害にあわれた東北及び、関東の皆様、
まず、がんばっぺ(笑)